Welcome To Miami, FLorida
マイアミ概要
マイアミとは通常、フロリダ半島内のマイアミ市とフロリダ半島大西洋岸近くのマイアミ・ビーチ市からなる都市のことを言います。大西洋に面し、亜熱帯気候の町です。
マイアミはフロリダ州南端に位置し、マイアミを代表する美しい景色は素晴らしく、100年足らずでアメリカを代表する活気に満ちたリゾート地に成長しました。
観光地としての役割だけでなく、中南米への玄関口や国際金融の中心としての役割も果たしています。
暖かい気候が嬉しいマイアミの観光シーズンは冬です。
冬になると、その暖かさを求めて多くの観光客がマイアミを訪れます。
マイアミ市の人口は46万人ですが、マイアミ周辺の都市全体では600万人が住んでいます。もちろんアメリカ人が多いのですが、南米からの移民がたくさんで、アジアの方にはほとんど出会いません。
マイアミの気候、時差
マイアミのある南フロリダは熱帯モンスーン気候で、1年間を通しての平均気温は23℃です。
冬は寒い日がほとんどなく、薄着でも全く問題ありません。
夜は長袖が必要となりますが、非常に過ごしやすい季節です。
この気候を好んで移住してくる年配者も少なくないようです。
夏はかなり暑く雨が多くなります。日差しも強いので、帽子や日焼け止めクリーム、サングラスは必ず持って行きましょう。
また、8月から11月にかけてやってくるハリケーンには注意しましょう。
日本との時差は14時間で、サマータイム実施中は13時間です。日本のほうが進んでいることになります。
交通
マイアミの主な市内交通手段はメトロバス、メトロレール、メトロムーバです。
交通手段について紹介します。(原則交通機関は治安上薦めません)
メトロバス
メトロバスの路線図はガバメントセンター駅で入手することができます。
お札の利用も可能ですが、お釣りが戻ってこないので乗車券を利用することをお勧めします。
また、他社のメトロバスやメトロレールとの乗り換え時に25セントの追加料金がかかるので注意しましょう。
メトロレール
メトロレールは主に住宅地への交通手段で通勤に利用されていますが、観光用としても大きな役割を担っています。気軽にショッピングセンターへも行くことができます。
料金は$1.25で、乗車券を利用しましょう。メトロレールの運行は午前5時から夜中12時までで、平日ピークの時間には6分ごとに電車が運行しています。
それ以外の時間帯でも15分ごとに運行し、週末は20分ごと、午後8時以降は30分ごとに運行しています。メトロバスへ乗り換える時は25セントの追加料金がかかります。
メトロムーバへの乗り換えは、ブリックル駅やガバメントセンター駅で行います。
メトロムーバ
メトロムーバとはモノレールです。マイアミダウンタウンを循環しているので、市内をぐるりと一周することができます。時間に余裕のある人は市内を見て回るのもいいかも。(治安上人の多いところに座る)乗車料金は$25で、メトロバスやメトロレールへの乗り換え時には$1の追加料金がかかります。午前5時30分から夜中12時まで運行し、通常3分ごとにメトロムーバは運行しています。ピーク時には約1分半ごとに運行しています。
レンタカー
マイアミは観光名所が多いので、レンタカーで移動するのが一番便利でしょう。
観光客が気軽にレンタカーを利用できるよう、レンタカーのレンタル料金はアメリカの他の都市に比べて安く設定してあります。
タクシーよりも効率よく移動できるので、大変便利です。レンタカーで移動する場合は、地図でしっかり目的地を確認してから出発しましょう。
レンタカーの申し込みは空港やホテルでできます。
貴重品は車の中に絶対に残さないようにして下さい。
治安
マイアミでは観光地の治安は安定しています。
夜であってもサウスビーチやダウンタウンのベイサイドなどには、警官の目も行き届いています。
しかしマイアミビーチには要注意です!レンタカーの移動にも十分道を理解した上で行動してください。
かつてはマイアミ市も全米有数の犯罪都市でした。(殺人事件発生率世界No.1)
しかし、数々の市当局の取り組みの成果もあってその治安は次第に落ち着いてきています。
2005年にはワースト25圏外にまでなることができました。
まだまだ予断を許さない場所が多数残っているので、身の安全には十分注意しましょう。
マイアミ国際空港
マイアミの空港といえば、マイアミ国際空港です。
アメリカ合衆国フロリダ州のハイアリア、ドラール、フォンテンブロー、マイアミスプリングスの郊外の間にあります。
アメリカ屈指の大規模空港で、年間利用者数は3500万人にも達しています。マイアミがリゾート地ということもあり、その外国人利用者数はアメリカ合衆国第3位となっています。
またマイアミ郊外にある観光客向けアトラクションの存在やローカル経済の発展などに支えられ、近年統計上の伸びを長く得ています。マイアミ国際空港は、アメリカ合衆国、カナダ、ラテンアメリカ、カリブ海、西ヨーロッパの各所への路線を持っています。
マイアミ国際空港からダウンタウンとマイアミ港までは高速でおよそ10分、ビーチまでは20分程度で着くことができます。
人口・面積
ちょっと古いデータですが、2000年の国勢調査によると、都市人口は362,470人、134,198世帯、
83,336家族が暮らしています。人口密度は3,923.5人/kmで、平均的といえます。
人種構成は白人66.62%、アフリカン・アメリカン22.31%、アジア0.66%、太平洋諸島系0.44%、先住民0.22%、その他5.42%、混血4.74%となっています。
また年齢別構成は、25歳以上44歳以下が最も多い30.3%を占めています。
その他の年齢を見てみると、18歳未満の未成年21.7%、18歳以上24歳以下8.8%、45歳以上64歳以下22.1%、65歳以上17.0%となっています。
最後に、マイアミ市の面積について紹介しましょう。アメリカ合衆国統計局によると、マイアミ市は総面積143.1 kmです。このうち92.4 kmが陸地で50.7 kmが水地域となっています。
アジア人は0.6パーとほとんどいませんので歩いているだけでも大変目立ちます、危なそうなところには絶対行ってはいけません!
マイアミの宿泊施設
マイアミにはサウスビーチ近くにたくさんのホテルがあります。夜にはステージショーがあり、ビーチにはたくさんのバーやナイト・クラブがあります。
ショーやアトラクションのリストがどのホテルでももらえます。
ただ、ビーチ近くはちょっと高いので、もっと北部や空港からサウスビーチにかけて宿泊施設がたくさんあります。
歴史
マイアミにはキューバ革命後に国外脱出したキューバ人がたくさん住んでいます。
彼らがマイアミにもたらした変化は決して少なくありません。
そのため共通語はスペイン語で、英語が通じない場合もあります。
フロリダは1896年、フロリダ東海岸鉄道の延長により発達しました。
古くから漁場として大変有名で、それを生かして食品工業や果物類の集散地としても発展しました。しかし今日ではその豊富な労働力を十分に生かし、コンピュータ、電子部品産業、ICが発展し、シリコンコーストを形成するまでになりました。その他、野菜栽培や園芸作物も盛んです。
1920年代になるとマイアミがリゾート地として注目を集めるようになりました。
サウスビーチの海沿いである「オーシャンドライブ」には様々なルールがあり、その雰囲気を壊さないように工夫されています。
また1940年代になると、マイアミの人気は憧れの新婚旅行地1位になるほどでした。若い二人だけでなく、マイアミは年配の方からの人気も絶大でした。温暖な気候の効果もあって、仕事を引退した老夫婦がマイアミに移住してくるケースも多かったようです。
1962年にはフロリダ半島のすぐ南にあるキューバが共産化されました。このころからたくさんのキューバ人が難民としてマイアミ市やマイアミ・ビーチ市へやってくるようになります。それまで安全だったマイアミの治安も悪くなってしまい、あれだけ人気の高かった都市の評判が一気に落ちてしまう結果となりました。
温暖な気候と町並みに憧れて移住してきた老人たちはどうすることもできずただ取り残されていくばかりでした。当時建設されていた建物も放置されてしまい、ただ老朽化していくばかりとなってしまいました。
しかし近年マイアミの人気が再燃焼しています。当時手をつけず放置状態だった建物が、現在では注目の的となり、人気の源ともなっているのです。貴重な歴史的建造物として国がその保存に力を入れるようになったのです。移住してくる人の数も増し、再び町に活気が戻ってきました。また、その歴史的建造物だけでなく近年注目を集めているのがオフィス・ビルです。近代都市としても名前が挙げられるまでになりました。
上空からマイアミ市やマイアミ・ビーチ市を見ると、その立派な道路網に圧倒されます。
夜になれば超高層のオフィス・ビルがとてもきれいです。ダウンタウンのメトロムーバはこのオフィス・ビルへの通勤のために作られたのです。
アメリカ合衆国本土の都市の中では一番南に位置するため、中南米諸国との金融取引や貿易の中心を担っています。
しかしダウンタウンを抜けるとそこには数々の歴史的建造物が立ち並び、風情ある町並みが広がっています。歴史的建造物と近代的オフィス・ビルの対照的な二つが共存できる土地になったのです。
マイアミはアメリカ東部やヨーロッパからの旅行者がたくさん来ます。そのため、町全体がリゾートな雰囲気になっています。
アメリカの祝日
アメリカには休日が1年を通して約10日あります。祝日にはキリスト教に関係しているものが多いです。そのため、キリスト教徒ではないアメリカ人にとって意味のない休日もたくさんあります。
以下にアメリカの祝日をそれぞれ書いてみました。
1月1日 New Year’s Day
1月第3月曜日 King’s Day
2月14日 バレンタインデー(St. Valentine’s Day)バレンタインデーは日本と同様、正式な祝日ではありません。しかしアメリカ人にとって欠かせない日です。日本では女性から男性にのみプレゼントを贈りますが、アメリカでは男性から女性にもプレゼントを贈ります。たいていの場合、女性から男性にはチョコレート、男性から女性へは花束が贈られます。この日だけは町中ネクタイ姿で花束をもった男性をよく見かけることになります。
2月第3月曜日 Presidents Day
南北戦争中の大統領アブラハム・リンカーンの誕生日2月12日とアメリカ合衆国1代大統領であるジョージ・ワシントンの誕生日である2月22日を一緒に祝う一日です。
春分の日以降最初の満月のあとの最初の日曜日 復活祭(Easter)
復活祭も祝日ではありませんが、とても大切な日です。復活祭はキリストの復活を祝う日であるのはもちろん、同時に春の訪れも皆で祝う日です。子供や友人にイースターエッグを贈るのはこの復活祭の日です。
5月最終月曜日 Memorial Day
もともとは南北戦争の戦死者を弔うための日でした。しかし次第にあらゆる戦争で亡くなった人々を弔うようになり、さらには戦争だけではなく亡くなったすべての人を弔う日となったのです。
7月4日 Independence Day
1776年7月4日の米国独立を記念するための日です。年中無休のお店でさえも、この独立記念日とクリスマスは休みます。アメリカ人にとって決して外すことのできない祝日だからです。観光に行くには避けた方が良い日ですね。
9月第1月曜日 Labor Day
10月第2月曜日 Columbus Day
1492年10月12日にイタリア人探険家クリストファー・コロンブスが、アメリカ大陸を発見したことを記念した日です。
10月31日 ハロウィン(Halloween)
ハロウィンも祝日ではありません。しかしアメリカ人にとっては大切な1日です。もともとハロウィンは古代ケルト人の秋の収穫感謝祭のことを言いました。古代ケルト民族は1年の終わりは10月31日と定めていたので、この日の夜には死者の霊が親族を訪ねたり、悪霊が降りて作物を荒らすと信じていたのです。
11月11日 Veteran’s Day
1918年11月11日に第1次世界大戦が終戦を迎え、その日を休戦記念日としました。大戦で兵役を務めた人々に敬意を表すために設定された祝日です。現在では第1次世界大戦だけでなく、今までに合衆国が参戦した全ての戦争の退役軍人を慰労する日とされています。
11月第4木曜日 Thanksgiving Day
収穫感謝祭です。その歴史は17世紀の英国清教徒たちの大陸移住時にまでさかのぼるとされています。慣れない土地に移り住み、彼らが苦境の中にいたとき原住民であるインディアンが作物の栽培方法などを教え、助けました。その感謝を示すためにインディアンを招いてお祝いをしたことが、収穫感謝祭の始まりとされてます。
12月25日 Christmas Day
ハロウィンから始まり収穫感謝際、クリスマスとつづく3ヶ月間はデパートやショッピングセンターが一番忙しくなる時期です。特にクリスマスはアメリカ人にとって1年で最大の祝日であり、欠かすことのできない1日です。大切な人とゆっくりとした時間を過ごす、素敵な祝日です。
スポーツ
野球、フットボール、バスケ
マイアミ市内で試合を行う唯一のメジャーリーグ・チームがマイアミ・ヒートです。
マイアミはオレンジボウルスタジアムの所在地でもあります。オレンジボウルスタジアムではマイアミ大学ハリケーンズのフットボールチームのホームの試合が行われています。またカレッジフットボールのボウルゲームの開催地にもなっています。
かつてはマイアミを本拠地として活動していたものの現在は存在していないチームはたくさんあります。フロリディアンズ、マイアミ・ソル、マイアミ・トロピックスなどがそうです。
各チームとスポーツ種別、リーグ、競技場を以下に紹介します。
チーム スポーツ種別 リーグ 競技場
マイアミ・ドルフィンズ フットボール NFL ドルフィン・スタジアム
フロリダ・パンサーズ ホッケー NHL バンクアトランティック・センター
マイアミ・ヒート バスケットボール NBA アメリカン航空アリーナ
フロリダ・マーリンズ 野球 MLB; NL ドルフィン・スタジアム
ビーチ
マイアミといったら外せないのがビーチです。
特にサウスビーチはいつも地元の学生や観光客で賑わっていて、一番活気があります。
観光地ということもあり、オーシャンズドライブにはレストランが並んでいます。
レストランの上階がホテルになっている場合が多く、長い時間ビーチを楽しんでいてもすぐホテルで休むことができます。レストランの近くにはたくさんのナイト・クラブもあり、華やかな街です。
しかしレストラン上階のホテルは安いとは言えないので、簡単に安く泊まれるホテルを探している方はコリンズアベニューにあるホテルがお勧めです。オーシャンズドライブからも遠くないので便利です。
しかし、週末のオーシャンズドライブは大変混雑するので、駐車場を見つけるだけでも一苦労です。車で移動する場合はまず駐車場を確保しましょう。